倉庫建築時の坪単価や相場はいくら？価格を抑える方法も

「倉庫を建築する際の相場が知りたい」、「目安となる坪単価や建築費について知りたい」そんなお悩みはありませんか？

倉庫を建築する際の坪単価を知ることで、目安となる建築費を計算することができます。

この記事では、全国で建築された倉庫の平均的な坪単価や、なるべく価格を抑えて倉庫を建築する方法についても解説しています。

倉庫建築の坪単価の相場はどれくらい？

国土交通省が公開している建築着工統計調査（令和３年）のデータによると、すべての建築工法の平均坪単価は約43万円/坪となっています。

参考：国土交通省 2021年 建築着工統計調査（用途別、構造別／建築物の数、床面積、工事費予定額）※工事費予定額／床面積（坪換算）で算出

坪単価は建築する地域によって違いが見られます。

このように、地域によって坪単価にばらつきが見られます。

その他、建築工法・設備・地質によっても坪単価は変動します。

業者の坪単価の内訳

倉庫の建築を請け負っている業者のサイトをいくつか見てみると、掲載されている坪単価の価格差が気になる方もいるのではないでしょうか。

それは、業者によって坪単価の算出方法が異なっており、以下のような項目が含まれていたり含まれていなかったりします。

●図面の作成費用

●地盤補強工事

●外装・内装工事

●電気設備や水道、ガスなどのインフラ整備費用

●確認申請費用など

●空調設備

●セキュリティ

そのため、複数社に見積を取る場合は、坪単価を指標にするのではなく建築費で比較検討することが大切です。

倉庫の構造別の坪単価

国土交通省の資料に記載されている構造別の坪単価は以下のようになります。

参考：国土交通省 2021年 建築着工統計調査（用途別、構造別／建築物の数、床面積、工事費予定額）※工事費予定額／床面積（坪換算）で算出

鉄骨やコンクリートを使って倉庫を建築する従来工法は、材料費や工期が長くなり坪単価が上がる傾向になります。

テント倉庫の建築費と坪単価

テント倉庫は、数ある建築工法の中でも最も安く倉庫を建築することが可能です。

軽量鉄骨の骨組みにテント生地を張ったシンプルな構造のため、上記従来工法よりもコストが安く、短工期で建築することができます。

仮に500㎡のテント倉庫を建てた場合の、坪単価・参考価格・工期は以下のようになります。

※立地や条件によって坪単価および参考価格は大きく変わってきます

テント倉庫のメリット

テント倉庫には以下のようなメリットがあります。

・最短一か月の短工期で建築可能

・光の透過率の高いテント生地をつかえば、日中はテント倉庫内が明るい

・倉庫内の暑さ対策を施すことで、エアコン代を抑えられ冬は暖かい

・変形地にも建築できる

・耐震性に優れている

関連記事：テント倉庫のデメリットは？建てる前に把握したいこと

テント倉庫は非常にシンプルな構造ですが、法令に基づいたれっきとした建築物となります。

耐震性・安全性についても法的根拠があることから安心して導入いただける倉庫と言えます。

※建築基準法施行令（昭和 25 年政令第 338 号）第 80 条の２第二号の規定にある国土交通省告示666号および667号の「構造方法に関する安全上必要な技術的基準」に基づいて設計・建設

関連記事：テント倉庫の建築確認申請（建築基準法）

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