近年、世界的な気温上昇やヒートアイランド現象により日本では35℃を超える猛暑日が増えています。
猛暑日は人体にとって危険性のある気温であり、熱中症の警戒をすべき暑さです。
特にテント倉庫を含めた倉庫・工場内は、保管物の日焼けなどを防ぐ目的で窓が少ないケースが多く、風通しの悪さから熱がこもりやすくなっています。
夏場は室内の温度が40〜45℃になることも珍しくなく、
- 従業員の熱中症
- 業務効率の低下
を防ぐためにも暑さ対策は必須です。
この記事では、テント倉庫を建てるときに検討しておきたい暑さ対策についてご紹介していきます。
弊社が販売するテント倉庫の暑さ対策オプション
弊社では、テント倉庫の暑さ対策に効果的なオプションをご用意しています。
サッシ窓
弊社が販売するテント倉庫には、サッシ窓(引き戸)の取り付けが可能です。
すりガラスで内側からのみ施錠できる構造となっており、必要に応じて手軽に換気を行なえます。
換気扇
弊社が販売するテント倉庫には、天井に換気扇の取り付けが可能です。
換気扇は「自然式」と「電動式」の2種類から選ぶことができ、室内の熱と湿気を効率的に排出できます。
自然式 | 温かい空気は上へ、冷たい空気は下にたまる性質を利用して熱を外に逃がします。無動力であることから電気を消費しません。 |
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電動式 | ファンを回して強制的に換気を行う三相200Vまたは単相100Vに対応したシステムです。 |
遮熱機能付きのテント生地
弊社が販売するテント倉庫は、テント生地に遮熱防炎生地を選択可能です。
色・カラー | 透光率 |
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アイボリー![]() |
5.3% ※遮熱効果なしは10.4% |
グレー![]() |
0.2% ※遮熱効果なしは1.2% |
遮熱防炎生地には、夏に強く降り注ぐ日射を反射させて、室内に吸収されない遮熱効果があります。
太陽からの熱線によって伝わる輻射熱(ふくしゃねつ)を抑えることができ、暑い日の室内の温度上昇を軽減可能です。
遮熱と断熱の違い 遮熱と似たような用語に断熱があります。 遮熱は、熱を外部からの熱の侵入を防ぐことが目的です。 一方、断熱は、建物の内側と外側の熱の移動を制限することに重点を置いています。
テント倉庫におすすめの空調設備
ここからは、暑いテント倉庫を改善するためにおすすめの空調設備をご紹介していきます。
業務用扇風機
最も手軽に導入できる空調設備です。
家庭用と比べて羽のサイズが大きく、回転スピードも速いことから強力な風を送ることができます。
人間の体温は、主に汗の蒸発によって発生する気化熱によって下がります。
扇風機を活用することで汗の蒸発を促進させることができ、体温を下げて熱中症のリスクを軽減可能です。
また、一般的な業務用扇風機は、電気代が1時間あたり1〜3円程度と省エネな点もメリットとなります。
スポットクーラー
エアコンの設置が難しいテント倉庫には、工事不要で手軽に導入できるスポットクーラーがおすすめ。
エアコンや冷蔵庫でも採用されるヒートポンプの仕組みで熱を移動させて冷たい風を送り込みます。
エアコンのように部屋全体を冷やすことはできませんが、その分、電気代を抑えることができ、狙った場所を素早く冷やせます。
特に倉庫のように天井が高くてエアコンをフル稼働させても冷えにくい環境でおすすめです。
業務用冷風機
こちらは、冷たい風を広範囲に送り込める空調設備です。
先ほどご紹介した業務用扇風機は、空気を冷やす能力はなく、夏場は温かい風を送ることになります。
スポットクーラーは、空気を冷やすことができますが、狭い範囲にしか効果はありません。
業務用冷風機は、業務用扇風機とスポットクーラーのいいとこ取りをしたような空調設備です。
冷却エレメントに水を染み込ませて大型ファンで強力な風を送り込むことで、短時間で多くの水を蒸発させて大量の気化熱を発生。
これにより外気温と比べて最大-9℃の冷たい風を最大20m先まで送ることができます。
また、自然原理である気化熱を利用していることから光熱費も安く抑えることが可能です。
次は、エアコンと業務用冷風機(移動式インバーター水冷扇)の光熱費比較のシミュレーションです。
エアコンと比べて約4分の1の光熱費となり、10年間で約90万円節約できる結果となっています。
「光熱費を抑えて暑さ対策をしたい」なら業務用冷風機がおすすめです。
※弊社が提携する販売サイトに移動します。
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